ライバルから友へ

青砥裕幸

 

中体連の夏が終わった・・・

3年間共に戦った友とチームと野球が出来なくなる・・・・・

全道大会へ 全国大会へを誰もが夢を持って毎日 野球をしていた日々が突然なくなってしまう寂しさ・・・・・          

負けた瞬間は悔しさと、開放感で野球生活か終わったと言う気持ちになってしまう・・・・がそれは ひと時の感情なだけで 数週間もすると、体が野球を求めだすものだ!!

ライバルたちとの出会い!

少年野球・中学野球でライバルとして対戦してきた者同士が今度は共にチームとして夢へ挑戦していくことが出来る。 自分達では叶わなかった夢が 皆となら出来る気がする! 皆となら挑戦できる気がすると感じ始める・・・・・・・

当初はなんとなく違和感を持ちつつも 一つの球、一つのプレーを共に考えていくにつれ、自分と同じ野球 自分と同じ価値観 自分と同じ夢など 徐々に心が打ち解け合えて来ることに気が付いてくる 8月・・・・・

 

大会が成長へ

試合を重ねるごとに チームが一つに成っていく・・・・・・・・・・・

全道のチームと対戦を重ねるごとに 自分達に足りないものや野球に対する考え方に気づかされる事がある!!

全国のチームと対戦することで 自分達の野球レベルがはっきりとわかる事が出来る!!

今までの自分達はどこに向かい、誰と戦い、何になりたいかが余り判らず 日々辛い練習を繰り返していたことに 気づく事が出来る!  十勝の子供達はチーム監督以外の事は聞くな的なチーム閉鎖を強く感じます。 もっと選手たちが柔軟な対応力を付け多くの大人と話し 多くのチームと野球をし 多くの選手と交流を持つことでが 自信へと繋がり今まで以上のパフォーマンスが出来るのではと考えます。

勝ち負けではない 野球をもっと経験する事で強いチームが出来上がり 本当の意味での全国制覇が現実のものへと成って来るのではと考えます!! 

十勝の子の素材は無限です・・・・・・・

大人達や自分達で勝手に上限を決めつけ勝手に成長を止めているのが 十勝野球です!! 

少年野球で勝つことが 一番ですか・・・? 中体連で先生監督の言葉が全てですか・・・?       高校野球が全てですか・・・・・?

いつの時代から 十勝の子供達の夢から プロ野球選手が消えたのでしょうか?   子供が言わなくなったのか 大人が消したのか・・・・・わかりませんが、 夢を語りその為に日々努力していたはずが今は何の為に 野球をしているのかが自分でも理解していない子供が増えてきた気がします!!

もう一度、初めてボールを投げた日の様な・・・・もう一度 バットを振った日の感覚で・・・・             もう一度 初めて勝った日の時の喜びを ここにいる皆で共感した時にはじめて「楽しい野球」と言えるのではないか!! 

全員が本当に自身の言葉で 全国制覇を言えた時、チームが成長するのだと考えます。