2018十勝選抜日誌 -背番号15-
4期生 背番号15  田邊 賢

彼との出会いは私が明和監督時代からの付き合いである・・・・
私の中では今でも インチキ野球選手としか認めていない!
雑・雑・雑とバッティングも守備も投球も雑である・・・
その雑が時には彼の最大の武器にも成る事が 私には未だに認めたくない事実である。
しかし 知事杯では彼の右腕・そしてバットで岩手への切符を手に入れた様なものであり、そろそろ彼を認める時期に来た事を感じた瞬間でした!!
投手としての彼は 安定感が増したように感じます。 まだまだ上半身と下半身のバラ付が気になりますが、硬式ではかなり良いところまで彼は行けると確信しています!!
バッティングに関しては クソである・・・・
相変わらず 自分のスイング軌道を理解していない、身体の開きと頭の残しが全く出来ないし成長を感じない!!
賢はファースト打席バントをさせると次の打席打てる・・・
田川も同じ事が言えるのだが、賢は更にそれがはっきりしている。  バントが駄目な時は次の打席代打を出したほうが良いと思うぐらい 駄目な日である!!
何でこうなると言う事を本人が理解しない限り中々直せない!
しっかり打っている時と駄目な時の違いははっきりしているが本人は気付いていない事が インチキ賢の真骨頂である。
守備でも同じで 目きりが早い感覚捕りで適当と言う言葉が丁度良い捕り方である、頑固な賢は人の話をあまり聞かない所が欠点である その欠点を直さないと高校では苦労する事でしょうね・・・・
全てに成長を感じないが最後の最後に彼が岩手へ導いてくれた事が最高にうれしい結果です!!
明和監督として最後の教え子であり 苦労したからこそ 彼には違う世界の野球と新たなチームでの野球を味わって欲しかった!  彼と行けた岩手は明和指導者として十数年携わった最後のご褒美だと言う事を感じながら 彼のプレーを目を細めて観ていた様に感じます!!
賢と書いてインチキと呼ぶ のもそろそろ終わりにしてあげようと思います。 それぞれがまた新たな道へと進み新たな出会いを感じきっといつの日か 思い出話をする日が来る事を夢見て彼を送り出したいと思います・・・・ 

彼らと誓ったあの日・・・
あおじじは明和の監督から帯広の監督になりきっといつの日か 十勝の監督になると言う誓いを立てた・・・・
おじさんが凄い人に成れば 君達の誇りになるはずである!!  そんな誓いをある学年の選手とした・・・ 今はまだ誇れる様な人間ではないがきっといつの日かもっと成長し君達があおじじの下で野球をやっていた事が自慢に出来る様な人に成る事が私が出来る 彼らへの恩返しだと思います!
賢よ困ったときはいつでも戻って来い、 駄目な事を駄目と叱ってくれる大人の存在が必要な時もきっとある・・・
そんな時は私の家まで走って来い・・・ 

賢 ありがとう・・・・
これからは スタンド席から君の姿を応援します!!
代表 返信数:0 更新日:2018/10/17 17:49 / 投稿日:2018/10/17 17:49